5つの視点から基礎補強工事会社を徹底比較!

基礎補強工事とは?種類や寿命、重要性について解説

家を支えている土台である基礎は、長年家に住むためには大切な要素の一つです。そのため、基礎が劣化していると感じた時には、基礎補強を行う必要があります。なぜ基礎補強が必要なのでしょうか。

今回は、基礎補強の必要性や劣化の原因など、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。

そもそも住宅の基礎とは?

基礎補強について解説する前に、住宅の基礎とはどのようなことを指しているのか、理解することが大切です。住宅の基礎とは、家と地面を定着させるために重要な土台のことで、崩れてしまうと家が倒壊するリスクがあるので注意が必要になります。

そんな住宅の基礎にも2種類あり、布基礎とベタ基礎があるのが特徴です。

布基礎

住宅の基礎の種類の一つである布基礎は、縁の下にかかる力を地盤に伝えることで、上からの力や地盤が不同沈下しないように鉄筋で補強する様式のことを指しています。

また帯状の連続した構造で、基礎が立てられるのが特徴です。築年数が古い住宅の場合は、基礎に鉄筋が入っていないケースがあり、強度が弱いケースもあるので、自分の布基礎に鉄筋が入っているかどうか、気になる方は業者に相談することが大切です。

ベタ基礎

住宅の基礎のもう1種類がベタ基礎です。ベタ基礎は、住宅の床下全体を鉄筋コンクリートなどの基礎で覆う様式のことを指しています。

縁の下を持たない床を作る場や軟弱な地盤の上に住宅を建てる場合に、用いることが多いのが、ベタ基礎の特徴です。

住宅の基礎は、主に2種類から成り立っているので、自宅の基礎の種類に合わせて、どのような施工を行ってもらうのか、事前に業者と話し合っておく必要があります。

基礎コンクリートの寿命

基礎補強を行ってもらう前に、基礎コンクリートとは、どれくらいの寿命があるのでしょうか。寿命を理解しておくことで、定期点検を実施してもらい、事前に基礎コンクリートの破損を防ぐことができるので、知っておくといいでしょう。

基本的に、基礎コンクリートの寿命は平均で30年~40年と言われています。状況によっては、寿命が延びたり、反対に短くなるケースもあるので、常に床下環境を正常に保つことが重要になるでしょう

床下環境が悪い場合は、基礎コンクリートの寿命が短くなるケースがあるので、床下環境が悪くならないように、意識的にチェックしておくことも大切です。

どのような状況が、基礎コンクリートの寿命を短くしてしまう、床下環境の状態なのか、詳しい内容を紹介していきます。

塩害

海からの潮風によって、基礎コンクリートの劣化を早めてしまうことがあります。特に、海の近くに家がある方や潮風の影響を受けやすい環境にある場合は、何らかの対策を講じないと、基礎コンクリートの負担が大きいので気を付けましょう。

欠陥工事

悪徳業者が基礎コンクリートを製作した場合、基礎作りが適当に行われているケースがあります。その場合、基礎コンクリートへの負担が大きく、通常よりも寿命が短くなってしまうことがあるのです。

見た目では基礎コンクリートの基礎作りが悪いかどうか判断することが難しいので、基礎作りは信頼できる業者に依頼することが重要になります。

排気ガスの影響

基礎コンクリートは、排気ガスの影響によって劣化を早めてしまう傾向にあります。特に幹線道路が近くにある場合は、基礎コンクリートの劣化が早いケースがあるので、十分注意が必要です。

湿気が多い

床下の湿気が多い場合、基礎コンクリートの劣化を早めてしまうことがあります。また床下の湿気が多いと、基礎コンクリートの寿命が短くなるだけでなく、カビの発生などの被害が拡大することもあるので、家の中も湿気が多いと感じる場合は、早めに業者に連絡する方がいいでしょう。

基礎補強の重要性

基礎コンクリートの寿命は、30年~40年と言われていますが、基礎補強を行うことで、どのような効果が期待できるのでしょうか。まず基礎補強を実施すると、基礎コンクリートの寿命を半永久的に延ばすことが可能です。そのため、耐震性を付与することができ、長年家に住み続けることができるようになります。

基礎コンクリートは水分に弱い

基礎補強の重要性の一つとして、基礎コンクリートは水分に弱く、防水材ではないことから水分を吸収してしまうのです。

水分をより多く吸収してしまうと、劣化が早くなってしまい、クラックと呼ばれるひび割れが発生してしまうことから、基礎補強を早めに行うことが重要になります。

またクラックが発生してしまうと、ひび割れから水分が吸収されてしまうので、劣化が早まるなど悪循環に陥ってしまうことが考えられるでしょう。そのため、早めに基礎コンクリートは基礎補強を行うことが大切です。

他にも、基礎コンクリートのクラックを放置すると、中にある鉄筋が水分によってサビてしまうことが考えられます。鉄筋がサビると、強度が弱くなるだけでなく、膨張して基礎コンクリートの内部から爆裂現象が発生し、大掛かりな修理費用が発生してしまうリスクがあるのです。

炭酸ガスに弱い

基礎コンクリートに基礎補強が重要な理由の一つとして、炭酸ガスに弱いということもあります。炭酸ガスが基礎コンクリート内部に溜まってしまうと、化学反応が引き起こされ、中性化という現象が発生してしまうのです。

中性化は空気中に触れているコンクリートであれば、必ず発生する劣化現象であるため、排気ガスなどに基礎コンクリートが当たりやすい環境にある場合は注意が必要になります。

基礎補強を行うことで劣化現象から守る

基礎コンクリートは、水分や炭酸ガスに弱いなどの性質があることから、平均寿命よりも短くなることが想定されます。そのため、基礎補強を実施し、劣化現象から基礎コンクリートを守ることが重要になるのです。

基礎コンクリートを守ることは、家の寿命を延ばすことに繋がることから、長年家に住みたいのであれば、基礎補強を実施することは大切なことになります。

また基礎補強工事を実施することで、劣化現象から半永久的に基礎コンクリートを守ることができるので、一度は実施した方がいいのです。

基本的に、基礎補強を一度実施すれば、再度基礎補強を行う必要がないので、基礎コンクリートの劣化被害を抑制することができます。

基礎補強は築年数が若いと必要ない?

基礎補強を実施すると、基礎コンクリートの寿命は延ばすことができます。そのため、築年数が経ってから基礎補強すればいいと考えている方がいますが、実は築年数が若いうちに、基礎補強を実施した方がいいケースもあるのです。

基本的に、劣化現象などが発生した場合は、速やかに基礎補強を行った方がいいですが、築年数が若いうちに基礎コンクリートをコーティングした方が、基礎コンクリートがいい状態で保存されるので、将来への投資としては早めに実施した方がいいでしょう。

家を危険に晒さないためにも、先行投資で基礎コンクリートを守っていくことをおすすめします。

基礎補強工事の種類

基礎コンクリートの強度や耐久力を付与し、寿命を延ばす効果が期待できる基礎補強工事には、いくつか種類があります。どのような種類なのか、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。

ハイブリッド工法

樹脂と強化繊維を複合的に使用し、基礎コンクリートを補強する工法のことを「ハイブリッド工法」といいます。樹脂と強化繊維の相性はよく、樹脂が持っている粘着力に鉄の数倍の引っ張り強度を持っている強化繊維を併用するので、相乗効果で基礎コンクリートの性能を高めることができるのです。

ハイブリッド工法は、行政の公共事業にも採用されているので、安定した強度を基礎コンクリートに与えることができます。

高速道路のトンネルや橋脚など、様々な場所で採用されている工法なので、ハイブリッド工法を採用している業者は、比較的安心して施工を任せることができるでしょう。

がんこおやじ

基礎補強工事システムであるがんこおやじは、高強度で高耐久性を基礎コンクリートに付与することができるので、寿命を延ばすことができます。

炭素繊維を含めた強靭な層が、ひび割れした基礎コンクリートを蘇らせる効果が期待でき、無筋の基礎でも24倍ほどの強度を与えることが可能です。

また比較的に、低価格で施工が可能であることから、予算を抑えたいという方に人気がある基礎補強工事の種類となっています。

FRP基礎補強工法

住宅基礎耐震補強の新工法として人気があるのが「FRP基礎補強工法」になります。無筋コンクリートも鉄筋コンクリートほどの強度にすることができるので、注目を浴びている工法なのが特徴です。

またFRP基礎補強工法は、住民が家にいても施工することができるので、いつの間にか施工が完了しているということもあります。

最短で3日ほどで施工が完了するので、気軽に基礎補強工事を実施して欲しいという方におすすめです。

基礎補強を行う業者の選び方

基礎の寿命を延ばすために大切な基礎補強ですが、実施してもらう業者を選ぶには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。基礎補強を行う業者の選び方について紹介していくので、参考にしてみてください。

点検対応が丁寧

信頼できる基礎補強工事を実施する業者は、点検対応が丁寧なのが特徴です。耐震審査もなしに診断結果をすぐに出す業者などは、基礎コンクリートの状況を確認していない可能性があるので、注意しましょう。

また診断してからすぐに工事を始めようとする業者も、注意が必要になります。とにかく契約したいという意志が感じられるので、点検対応が丁寧ではない業者には気を付けることが大切です。

信頼できる業者の選び方の一つとして、無料点検を実施してくれる業者もおすすめになります。まずは相談してみて、担当者の対応がよければ基礎補強工事を依頼することもできるので、信頼できる業者を見極めるためにも、無料点検を実施してくれる業者を探してみましょう。

保証がついている

基礎補強を実施する業者の中には、何年保証といったサービスをつけている業者があります。施工した後に、不具合が発生するケースもあるので、安心して基礎補強工事を行ってもらうためにも、長期保証がついている業者を選ぶことも大切です。

中には点検も1年おきに対応してくれる業者もあるので、手厚いアフターサポートがついている業者を選ぶのも一つのポイントになります。

口コミ満足度が高い業者

基礎補強工事は、多くの一戸建てで実施されている工事の一つです。そのため、他の方の口コミを参考に、満足度が高い業者を選ぶのもおすすめになります。

口コミ満足度が高いと、それだけ信頼されている保証にもなるので、依頼する側としても安心して依頼することが可能です。

また基礎補強の実績数が多い業者を探すのもおすすめになります。実績が多いほど、依頼している顧客がいるということなので、基礎補強工事の品質も安定していることが想定されます。

基礎補強は信頼できる業者に相談

家の土台となっている基礎コンクリートは、劣化すると家の寿命にも大きく関わってきます。そのため、基礎補強は早めに実施した方がいいでしょう。

少しでも基礎の様子がおかしいと感じた時には、信頼できる業者に相談することが大切です。プロに相談することで、基礎コンクリートがどのような状態なのか、見た目ではわからないことも診断してもらうことができます。

業者の中には、点検や相談だけなら無料で対応してくれることもあるので、気軽に相談できる業者を探し、積極的に相談してみましょう。

基礎補強は早めに実施した方がいい

基礎補強は、様々な種類があり、基礎コンクリートの寿命を延ばしてくれることがわかりました。劣化してから施工した方がいいと思われがちですが、実は早めに実施した方が、基礎コンクリートが若い状態で保持することができるので、築年数が若くても基礎補強は実施した方がいいでしょう。

基礎補強工事を実施している業者は多いことから、どこに依頼すればいいのか迷ってしまう方も多いはずです。そんな方のために、数多くの業者から信頼できる基礎補強工事を実施している業者をランキング形式で紹介しています。

経験に基づいて、実績や費用から業者を順位付けしているので、一度チェックしてみてください。

きっと自分の理想にマッチした業者を見つけることができるので、ぜひ参考にしてみましょう。

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